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ちょっとひと区切りかな、という話



数日前からローファーの底が剥がれたまま通学していたJK。

買おうか、と言っても「あと少しだからいい」と言い(ケチ)

他の黒っぽい靴なら良いんじゃない、と言っても「校則違反になるからダメ」と言い(真面目)

結局補修用のボンドでお父さんにくっつけてもらい

「ありがとう」と言って学校へ行きました。

「くっつけたの、お父さんやん」と言ったら

「ボンド買ったの、お母さんやん」と言うから

「でもお父さんのお給料やし」と返して。

むかーし、まだJKが年中さんくらいの時

50円玉(だったかな)を投げて渡された事があって。

割と大きな血管が3本くらい切れて

「お父さんがどんなに嫌な時も会社で働いて持って帰ったお金を投げるとは何事か!」から始まって

「降って湧いたものじゃないんだぞ」からさらに

「してもらって当たり前とか思ってるから、こんな事するんだ」と

五歳児にマジ切れしまして・・・

言われてる事の半分は意味わかんない、だったはずですが(汗)

とにかくお母さんは相当怒っている、というのは存分に伝わったようでした。

それから、彼女はどんなに小さな事でも「ありがとう」と言うようになりました。

多分最初はお母さんが怖くて、パブロフの犬みたいな感じだったと思うのですが

JKとなった今は多分わかった上での「ありがとう」なんじゃないかなぁあと。

朝のお互い慌ただしい時間の、ほんの短いやり取りだったけれど

「うん、まぁ大丈夫だな」と思ったのでした。


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